始める前の疑問
A. 授業というよりも楽しいおしゃべりのきっかけづくりです。
思い出ドリル「おとなの学校メソッド」は、高齢者用に編集された教科書を使いますが、いわゆる「授業」の堅苦しさは一切ありません。あくまでも、家族で楽しくおしゃべりして、たくさん笑っていただくための教科書であり、授業です。「教えるのが下手だから先生役なんてできない…」と不安に思うこともなければ、「親に教えるなんてとんでもない」と恐縮する必要もありません。ご家族で教科書を開いて、ただ笑ったり、ただおしゃべりしたりしてお楽しみください。
A.まずは、具体的な話題や質問を。
「教科書」というスタイルを取っているものの、思い出ドリル「おとなの学校メソッド」で行うのは「勉強」とは違います。昔を思い出して楽しくおしゃべりすることを大切にしていて、さらにその間に脳を鍛えるという一石二鳥のプログラムになっています。
「もう勉強はいいよ」と言われたら、「見て見て、これ懐かしいね!」「このクイズやってみようよ」などと具体的な話題についてお声がけしてみましょう。取り組んでいくうちに、ただの「勉強」ではないとわかっていただけるはずです。
A.好きなときに止められます。
ご都合に合わせて、お届けを中断することができます。ただ、継続していただくことで認知症予防効果や意欲への変化が見られるプログラムになっているため、初回から3ヵ月の継続をお願いしています。また、お年寄りの健康状態やご家族の状況によっては、続けられないこともあるかもしれません。そんなときは、思い出ドリル「おとなの学校メソッド」までご連絡いただければ、いつでもお届けを中止します。
A.毎月のお届けで楽しめるプログラムです。
申し訳ありませんが、単品売りは行っておりません。なぜなら、このプログラムは認知症予防を目的としており、継続して続けていただくことが何よりも大切だと考えているからです。また、毎月届く教科書は、春夏秋冬、季節に沿った懐かしく楽しい話題がいっぱい。その時期にぴったりの授業が進められるようになっています。同じ4月号でも、たとえば前年と今年ではまた違ったテーマを組んでいます。毎月、毎年楽しめるように、介護のプロ、出版のプロ、各専門家で編集スタッフを組んでお届けしていますので、毎月期待してお待ちいただけると幸いです。
認知症について
A.その方に合った方法をご一緒に見つけていきましょう。
一口に認知症といっても、その症状や状態はさまざまです。ですが、私たちはその方に合った授業の仕方を見つけることができるはずだと考えています。実際に、この教科書は全国の高齢者介護施設でも使われており、要介護認定5の方にも用いられています。もし不安や悩みなどをお持ちでしたら、ご家族の方が一人で頑張るのではなく、一度思い出ドリル「おとなの学校メソッド」事務局」にご連絡ください。長年、高齢者介護に携わってきたスタッフがご相談を受け、ご一緒に考えてまいります。
おしゃべりの仕方について
A.カンタンな質問を投げかけてみましょう。
反応が薄い場合は、カンタンな質問を繰り返すところから始めましょう。身近な話題や最近の出来事で反応が得られる場合は、教科書に書かれている内容よりもその話題を優先してください。話がなめらかになってくると、クイズをするように教科書の問題ができる流れがつくれます。
A.「楽しんでいるか」がポイントです。
教科書に沿った授業を進めることよりも、盛り上がってお話しされている話題を優先してください。「楽しむ」ことが、思い出ドリル「おとなの学校メソッド」で一番大切にしたいことです。
A.まずは、受け止める姿勢を大事に。
「そうなんだね」と受け止めることが基本姿勢になります。もし盛り上がってお話しを続けるようであれば、そのまま耳を傾けてください。区切りがついたところで、「ところで、お母さんは◯◯だったの?」などと質問や言葉を投げかけ、話題を戻していきましょう。
教科書の使い方について
A. 使い方は簡単です。おしゃべりは自由に楽しんでください。
ご家族様用の「教則本」は、広げると真ん中上部にご本人様用の「教科書」と同じ内容があり、外側には話の進め方の一例が書かれています。ただ、話の進め方はあくまでも参考例ですので、この通りに進める必要はありません。「教則本」はあくまでもサポート役とお考えいただき、ご家族で一緒に「教科書」をご覧になりながら楽しくおしゃべりするのがおすすめです。「教則本」で答えを確認したり、記事の下にある「小ネタ」などをおしゃべりの話題提供に活用したり、「教則本」は、必要に応じてお使いください。
A. 代筆でも空欄でもOK!あくまでも楽しむこと
さまざまな理由で、文字を書くことができない方もいます。その場合は、代筆でも空欄のままでも構いません。思い出ドリル「おとなの学校メソッド」の教科書の一番の目的は、楽しくおしゃべりしていただくこと。正解することや記入することを目的にしていません。だから、空欄が埋められていなくても大丈夫です。
ワークシートの使い方について
A. おしゃべりしたことを何でも!
ワークシートは表と裏に記入欄があります。表には教科書の内容に合わせた質問が2つあり、裏は自由に書けるようになっています。おしゃべりに慣れてくると、いろいろな昔話がでてくるので、それを書き留めればOK! 楽しいことだけではなく、家族の記憶として大切なことを書き留めましょう。書き留めたことは、なによりも大切な思い出になり、家族の財産になるはずです
おとなの学校
思い出ドリル「おとなの学校メソッド」事務局 お問い合わせ
電話:0120—125253
通話料無料 9:00〜17:00(土日・祝日/年末年始を除く)
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